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プロフィール
写真家 頼光和弘(石川県珠洲市大谷町出身)
約25年間にわたり中日新聞社、産経新聞社で報道カメラマンとして国内外の災害報道を経験。取材地はインド洋大津波、東日本大震災、戦後イラクなど多数。2020年に独立しフリーランスとして活動中。日本写真家協会会員
はじめに
2024年元日、新しい年を迎えた喜びもつかの間、故郷の能登半島が大きな地震に襲われました。私が生まれ育ったのは石川県珠洲市大谷町です。豊かな海の幸、山の幸に恵まれた静かな里山です。今は、関西をメインに仕事をしているため、普段の生活は大阪です。
2020年以降、能登半島で地震が群発しており、故郷で暮らす両親と祖母のことをとても心配しておりました。2023年5月5日の地震では親戚の家が壊れるなどの被害がありましたが、幸い実家は大きな被害もなく無事でした。ただ、地震の被災地を取材している経験から、家族には地震への備えをしっかりするように言っておりました。
今回の地震で自宅は全壊しました。故郷の人たちは今、苦難の中で必死に生きています。復興はまだまだ先のことですが、「能登は優しや土までも…」と例えられる、優しき故郷の人たちの歩みを伝えていこうと思います。
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